2012/07/18

薫が語る、海外ツアーの裏側とバンドの現状


DIR EN GREYがドキュメンタリー映像作品「TOUR2011 AGE QUOD AGIS Vol.1 [Europe & Japan]」「TOUR2011 AGE QUOD AGIS Vol.2 [U.S. & Japan]」を6月、7月と2カ月連続でリリースした。これら2作品には、昨年8月からスタートしたワールドツアーや国内ツアーのライブ映像とその裏側、普段観ることのできないメンバーの素の表情などを凝縮。各作品とも200分前後というボリューム感のある内容で、これまで明かされることのなかったバンドの真の姿を垣間見ることができる。



今回ナタリーでは、メンバーの薫(G)にインタビューを実施。ドキュメンタリー作品を制作するに至った経緯や、海外ツアーのエピソード、ライブに対する考え方などをじっくり語ってもらった。また、今年2月から京(Vo)の声帯不調を受けて活動を休止しているバンドの近況や、京の現状についても言及。そう遠くない将来にバンドが再び表舞台に戻ってくることが期待できるテキストとなった。

取材・文 / 西廣智一



海外での空気感を映像に封じ込めたかった

──今回、2カ月連続でドキュメンタリー作品がリリースされましたが、そもそも最初からこういう映像作品を発表する予定はあったんですか?

そうですね。何年か前から日本でのインタビューで、海外で活動してるときの空気感やノリの違いをよく訊かれてたんだけど、なかなか言葉で説明しにくくて。だったら、そういう空気感をドキュメンタリー作品に封じ込めれば観た人にわかってもらえるんじゃないかと思ったのがきっかけです。

──これまでも海外でのライブは「Wacken Open Air」や「Family Values」などに出演した際の映像が作品化されていましたが、舞台裏を含めてこういう形でがっつりまとめられたものは、DIR EN GREYとしては初めてですよね。

はい。(2011年8月発売のアルバム)「DUM SPIRO SPERO」を携えたツアーではなるべくいろんな映像を残しておこうっていうアイデアは結構前からあって、特に海外でのライブをシューティングした映像作品を出したいなと考えていたんです。最初は「TOUR2011 AGE QUOD AGIS Vol.2 [U.S. & Japan]」に入ってるロサンゼルスでのライブ映像を単体でリリースしようとしてたのが、進めていくうちに昨年8月から今年1月までのドキュメント映像の中にパッケージしたほうがいいのかなって思うようになったんです。

──映像は英語によるナレーションで進行していきますが、これは海外でのリリースを想定してのことなんでしょうか?

考えてないわけじゃないけど……今のところ海外では出ないんですよ。でもまあ想定してってことに……しておきましょうかね(笑)。実は日本語のナレーションを入れるって案もあったんですけど、ちょっと軽くなってしまう気がして。英語なら特に作り直さずに海外でもリリースできるし、加えて日本語のテロップを使うことで映像に残ってない部分の補足もできるかなと。



「Wacken Open Air」で露呈したメンタルの弱さ

──まず1本目の「TOUR2011 AGE QUOD AGIS Vol.1 [Europe & Japan]」は、アルバムリリース直後に行われたドイツの野外フェス「Wacken Open Air」(2011年8月6日)での映像からスタートします。

前回、4年前に出たときよりはDIR EN GREYの名前も少しは知られている感じだったんですけど、それでも一般的に広く知られているバンドってわけじゃなく。名前は知ってるけど曲は知らないって人も多いので、前のほうにいるお客以外は演奏してもそこまで盛り上がらず、どんなバンドなのかを観察してる感じでしたね。これはどこの国のフェスに出演しても同じですけど。

──「Wacken Open Air」ではプレスルームでインタビューを受けまくった話題が映像でも語られていますが、「DUM SPIRO SPERO」リリース直後ということもあるし、「Wacken Open Air」に久しぶりに出演することもあって余計に注目されていたんでしょうか?

それもあるでしょうけど、あとは日本のバンドだからってことで震災絡みのことでの取材も多かったし。逆に震災の話題をしてもいいのかなって気遣って訊いてこない記者もいましたけど。

──で、そのときのライブは皆さんの中であまり納得のいく出来じゃなかったようでしたが、それはリハーサル面や機材面でのトラブルなどもあったんでしょうか。

それもありつつ、最終的には自分のメンタルが弱かったんだろうなと思います。当日は慣れてない新曲は一切演奏しなかったんですけど、それでもトラブルが起きて心に余裕がなかったというか。でも、こういうトラブルってうちらだけじゃなくて、どのバンドにでも起こることだと思うんです。自分たちだけが被害に遭ってるとは俺は思ってなくて、単にトラブルに対処しきれなかった自分のせいやと思うんで、もっとそういったところを鍛えていかないと。




海外では気持ちが下がってしまうとなかなか上げにくい

──「Wacken Open Air」を皮切りにヨーロッパツアーが始まったわけですが、基本はツアーバスで移動なんですね。こういった形でのツアーで、常にベストな演奏をするために心掛けていることってありますか?

次の街に行ってライブをするだけなんで、ひたすら音楽に集中ができるからこのスタイルはいいと思います。それ以外のことはあまり気にしないというスタンスでいればね。やっぱりずっと同じ空間で旅をしていると、周りの細かいことが気になりだして、どんどん良くない空気が広がっていくんで。もう開き直って、「俺らはライブをするためにここに来てるんだ」って気持ちでライブをするのがいいんじゃないですかね。

──例えば国内でツアーをするときと、メンタル的に違いはありますか?

日本はどこ行ってもなんとなく土地勘があるしある程度情報が掴めるけど、海外の場合はその土地土地の情報がインプットされてるわけじゃなくて。日本だったら違う空気を吸いたいと思ったらいろいろ発散する場所があるけど、海外だとそれもちゃんとできないんです。だから、海外では自分の気持ちが下がってしまうと、なかなか持ち上げにくいですね。

──極端な話、日本だったら何かあった場合、自分の家や居場所まで簡単に戻れますもんね。そういった場所を確保できないのが海外であって、その与えられた状況の中で自分のベストを尽さなければいけないという。

海外では割とフラットな状態のままステージに上がるから、自然とステージと向き合えるっていう感覚が日本でライブをするときよりも強いです。そういう意味じゃアナログ的というか。そこが好きだったりするんですけどね。




海外ではライブは来るのに新しいCDは持ってない人が多い

──映像の中で、皆さんは海外ツアーを進めるごとに新曲の数を少しずつ増やしていったと言ってました。海外で新曲を初めて演奏するのと、国内で初披露するのでは反響に違いはありますか?

実はここ3作くらい、毎回アルバムが出たら海外からライブを始めてるんですよ。海外の場合は、なんて言うのかな。ニューアルバムのツアーなのに、そのアルバムの曲が一番盛り上がらないんですよね。ライブは来るのに新しいCDは持ってないっていう人が結構多いんですよ、向こうでは。音源は買うもんじゃないとか、曲を聴きたかったらYouTubeで観るとか、そういう意識が強いみたいで。海外ではVIPチケットというのがあって、限定何人かがメンバーと握手することができるんですけど、そういう高いチケットは買ってるのにCDは持ってないっていう人が半分くらいいるんです。「これだけ好きだったら、CD買うでしょ?」って思うんだけど(笑)。ちょっと変わってるんですよね、向こうの文化は。だから、最初はニューアルバムの曲をやるつもりで用意していっても、ツアーが終わる頃にはその曲数が半分くらいに削られていて。新曲への反応も薄いし、結局昔の曲を引っ張り出して演奏するほうが多いです。

──日本でも過去の曲が盛り上がるっていうのはもちろんありますけど、やっぱり新作のツアーに行く前はみんな予習をしてからライブに行くっていうイメージがあるんですが。

海外じゃないですね、そういうの。「まだあの曲やらないのかよ!」みたいな感じで。で、YouTubeにPVが上がってるような曲は全部盛り上がりますね。

──海外では映像を観ると、有名な曲はお客さんもみんな大合唱してますもんね。ああいう映像を観ると極端な話、言葉の問題ってそこまで関係ないのかなって感じさせられました。

まあ俺たちがそうだったじゃないですか。子供の頃に海外アーティストの曲を聴いて、英語がよくわかんないけどカッコ良かったっていう。だから、別に日本語とか英語とか最初から関係ないと思ってましたね。でも、まだ海外で日本の音楽が自然と流れている状態ではないので、日本の音楽を聴こうって一歩踏み込まない限りは聴ける機会がまずないし。そういう意味ではまだまだこれからだと思うんですけど、こういう日本の音楽が存在するんやって事実は、向こうの文化に少しずつ伝わってるんじゃないですかね。



ちょっと負荷があるほうがライブで良いものが生まれる

──そういえば、ロンドンでの暴動のタイミングに現地でライブをやったんですよね。そのときの映像も入ってますが、ちょっと落ち着いた雰囲気がありつつも、物々しさが映像から伝わってきました。

ちょっと沈静化した頃だったんで「もう大丈夫だろ?」って思ってたんですけど、スタッフは何かがあった場合のことを想定して、ギリギリまでライブをやるかやらないかを考えていて。本当はライブの前日にロンドン入りする予定だったのを、ギリギリまで別のところに待機して、当日ロンドン入りしてライブをして、終わったらすぐ次の街へ移動したんです。ライブ会場の周りは結構危なかったところだったみたいですけど、そんな事故に出会ったわけでもないんで「別に大丈夫やな」って感じでしたね。街中の至るところに壊れた箇所があったりはしたんですけど、普通にお客さんも来てくれたし。たまたまそういうタイミングに自分たちがその場所にいるのなら、キャンセルせずにぜひライブはやりたいと思ってました。

──毎年訪れる国で、たまたまそういうタイミングにかち合ってしまっただけというか。現地のファンからしたら、ずっとDIR EN GREYのライブを楽しみにしていたわけですし。

まあ何もない平和な環境でやったライブと、ああいう状況でやったライブとでは、記憶に残る度合いはやっぱり違いますね。そういう意味では、とても印象に残ってますよ。

──なるほど。それとDVDの中で特に印象的だったのが、ヨーロッパツアー序盤にDieさん(G)が言った「まだ余裕がない、(ライブを)楽しめてない」という言葉だったんですが。実際にツアー序盤は薫さんも同じような心境でしたか?

ほかのメンバーがどう感じていたか自分にはわかんないですけど、俺の場合はライブを楽しむっていう意識はちょっと違うかな。ライブはもちろん好きなんですけど、楽しくないっていうか、ちょっと負荷があるほうが良いものが生まれる気がして。だから、あまりに楽しいとちょっと余裕が出てきて、逆に面白くなくなっちゃうかなと思ってしまうんです。

──ちょっと緊張感があるくらいのほうが、良い状態でライブに臨める?

ええ。バランスが悪いくらいのほうが自分は好きですね。でも、Dieが言ってるような感じで言えば、ツアーの最初の頃は曲が体に慣れてないんで、ストレスもちょっと抱えていて。結局は練習したりライブの本数を重ねたりして解消されるので、そういう意味ではツアー前半はしんどかったですね。



一度やった企画ライブは二度とやらないつもりでいる

──約1カ月にわたるヨーロッパツアーが終わり、9月から国内ツアーに突入。日本での1発目となる川崎CLUB CITTA'でのライブ「TOUR2011 AGE QUOD AGIS Ratio ducat, non fortuna -Zombie-」では皆さん特殊メイクをしていました。

「DIFFERENT SENSE」という曲のPVでそのメイクをしたんで、「それでライブをやったら面白いんじゃない?」っていうだけで。まだこのライブが決まる前にその話をしていて、ツアー中にやるのがいいのか、海外でもやってみようかいろいろ案が出たんですけど、話を進めていくうちにちょっと企画っぽくしたほうが面白いかなと思ったんです。このライブはアルバムを買ってくれた人を対象とした無料ライブだったので、そういうイベントっぽいのもいいんじゃないかと。

──国内ツアー「TOUR2011 AGE QUOD AGIS」のスタート前にその特殊メイクライブがあり、11月にはシンフォニックアレンジを施したライブもありました。今回は特にそういう、ツアーからのスピンアウト的な企画ライブが続いた印象があります。

そうですね。個人的にはもっとやってもいいかなと思ってるんですけど。

──手の込んだ内容だけに、たった1回だけっていうのがもったいない気がしますが。

まあ、どう考えるかですよね。今の時代はなんでもかんでも簡単に手に入るじゃないですか。でも、そこに来ないと感じられないものっていうか、1本1本を大事に感じてほしいなっていう思いを込めて、一度やったことは二度とやらないつもりでいます。もちろん普通のライブもそうなんですけど。そういう信頼関係がひとつずつ積み重なって、このバンドが存在するから。じゃあ半年後にまた同じ企画ライブをやりますなんて言ったら、最初に感じた興奮が薄らいでしまうんじゃないかと思うし、だったら最初に感じた興奮を大事にしてあげたいなと思うんです。




記憶に残る場面を1本のライブでどれだけ残せるか

──通常のツアーの合間にイレギュラーな企画ライブをやるのは、気持ちの切り替えという意味では問題なくできてるんでしょうか?

さっきも言ったけど、ちょっと負荷をかけないと面白いことはできないんじゃないかっていう気持ちもあったりして。でも、そんなにすごく無理をしたわけでもないし、いきなり新曲を作ってそれでライブをするわけでもないし。特殊メイクでライブをしたり、ちょっとアレンジを変えてライブをしたりするくらいなので、全然やれる範囲ですけどね。

──それでいうとDIR EN GREYは、ツアー中も演出がどんどん変わっていきますよね。例えば、国内ツアーでもちょっと大きめの会場に移ってからは、可動式のLEDスクリーンを導入したり、年が明けてから何本かやったライブでは京さん(Vo)が紗幕に囲まれてパフォーマンスをしてました。ああいう演出のように、面白いと思うことはどんどん試している感じなんでしょうか?

そうですね。ライブで記憶に残るところって、音ももちろんだけど画やと思うんですよ。それは「あの人がこういう動きをした」とか「あ、今のギターを弾いてる姿と照明がすごくカッコいい」とか。その人が観てる位置によってもまた全然違うし。そういう場面を1本のライブでどれだけ残せるかだと思うんですよね。

──確かに。DIR EN GREYの国内ツアーを観てると、そういった視覚要素で毎回驚かされます。

大体いつも思いつきなんですけどね。で、そこから具体的にどういうことをするっていうのは、結構ギリギリまで決まらなくて。モードがそこに入らないと詰められないんですよ。例えば、ずっとレコーディングをしていたらそっちに意識が行っちゃって、ツアーの演出の打ち合わせをしても上の空になっちゃうし。で、ツアーが近付くとやっとモードが切り替わって、最終的にスタッフが頑張ってやってくれるから間に合ってるんです。




空白の期間に何を感じるかで今後のライブも変わる

──新曲をツアーで演奏するときって、レコーディングしたスタジオテイクからどのように成長したら完成型、みたいな指標ってあるんですか? というのも、今回の映像作品2タイトルを観たとき、同じ新曲でもツアー序盤とロスのライブ映像とでは全然違って聴こえて、後者の演奏のほうが噛み合っている気がしたもので。

それって慣れの部分も大きいと思うんですよね。やってる側としては意外と面白くないと感じることもあるんですよ、慣れてくると。だから、どこまで来たらOKラインとかそういうのはないかな。でも、例えば前作「UROBOROS」なんて前に1回終わったものとして一応区切りをつけたんですけど、「何か終わったっけ?」って感覚もあるし。その曲がどこまでいったら自分たちの中で浄化されるかっていうことはあまり考えないし、具体的にはわかりにくいものですからね。だから、観た人たちがそう言ってくれて「ああ、そうなんだ」って思う程度。自分たち的には飽きるのが一番嫌だなとは思うだけで。

──ツアーで演奏を続けながら、その曲のイメージが当初考えていたものと変わってくることはありますか?

それはありますね。この曲をどういうふうにライブで見せるか、聴かせるかって考えるとレコーディング音源からイメージは変わっていくし、そこがライブをやっていて一番面白いところだと思う。で、ファンからのリアクションも「あ、こういう曲でそんな反応があるんや」とか、やっぱりライブでやらなきゃわからないところで。その反応から曲に対する自分たちの考え方がどんどん変わっていくことがあるので、やっぱ面白いですよね。

──最新アルバム「DUM SPIRO SPERO」の楽曲はまだ5カ月くらいしかライブで演奏していませんが、今年1月までの時点でそれらの曲を演奏する際に気持ちの上での変化は感じていましたか?

1月の時点では新曲がだいぶ体に馴染んできた状態でした。で、あのアルバムからはまだ2曲演奏してない曲があるんですけど、今はそれらの曲をどうやってライブの中に取り入れて、また違った感じのライブにしていけるかを考えているところです。その2曲が入ってくることで、ほかの曲の見え方、聴こえ方も変わってくるだろうし。でも実際、活動を止めてから半年以上経ってるし、次はいつやれるかわからないですけど、その空白の期間に俺らが何を感じるかで従来の曲も変わってくるかもしれない。ライブ活動を再開させたら、ライブの感覚を取り戻すのに必死かもしれないですけど、明らかに以前とは変わってると思います。




ライブ活動再開はそう遠くはないと思う

──最後にどうしても訊いておきたいのが京さんについて。今回の映像の中でも京さんの喉の不調について触れられていますし、とても心配しているファンも多いと思うんです。今後についてはまだ明言できないことも多いと思いますが、現状話せるところまで聞かせていただけるとうれしいです。

まあ1日ぶっ通しで歌うのはまだ無理ですけど、何時間かに限れば京も声は出していて。実際もう歌ってますし、「グオーッ!」みたいな声も出してるので。

──あ、そうなんですね。じゃあ少しずつ活動再開に向けて動き出していると。

はい。まあステージに立って1時間半のライブを今までどおりやるには、まだちょっとかかりそうですけど。医師の判断を聞きつつ、今後の動きを決めていこうかなって感じです。でもまあ、そんな状態なんでライブ活動再開はそう遠くはないと思いますよ。

──その休止期間中に、例えば新曲作りをしたりとか、そういう動きはあったりするんですか?

こういうタイミングなんで、曲は作ってますね。最初の頃はちょっとリフレッシュしようっていう気持ちもあって、2カ月くらいは何もしてなかったんですけど、2カ月過ぎた頃には何もやることがなくて逆に疲れちゃって(笑)。新曲に関しては、プリプロしたりとか一応仕込んでありますよ。

──ここ半年は表だった活動がほぼない状態だったので、今回の映像作品2タイトル発売とか爆音上映会とか、少しずつですがバンドとしての動きが感じられて喜んでいるファンも多いと思います。

そうですね。ついちょっと前までは何もなかったですし(笑)。



Source From:http://natalie.mu/music/pp/direngrey03

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